SPOT 18

小浜市

明通寺みょうつうじ

小浜市南東部の松永地区の奥にある幽谷と呼ばれる山間部に位置する明通寺(みょうつうじ)は、坂上田村麻呂が創建したと伝わる由緒ある寺院です。国宝の本堂と三重塔は、中世の密教寺院の様相を現在に伝えるもの。本堂の中には本尊の薬師如来像など、国の重要文化財に指定されている三体の仏像が祀られています。

周囲を深い山と静寂な森に囲まれ、国宝の本堂と三重塔と自然が一体となった独特の趣が感じられる明通寺。奈良・平安時代とは異なる、武家社会の独自性が垣間見える文化財です。

建造物としては福井県で唯一の国宝

平安時代初期の大同元年(806年)に坂上田村麻呂によって創建されたと伝わる、真言宗御室派の古刹です。山号の「棡山」(ゆずりさん)は創建時に棡木を切って、本尊の薬師如来が彫られたことに由来するといわれています。

鎌倉時代中期に建立された入母屋造の本堂と、三間三層の三重塔は、いずれも建造物としては福井県で唯一、国宝に指定されています。さらに、所蔵されている平安時代後期の薬師如来像(本尊)、深沙大将像、降三世明王像、不動明王像は国の重要文化財に指定されています。

京都や奈良とは趣の異なる周囲に調和した佇まい

明通寺の一帯は静謐な山間部で、とても落ち着いた雰囲気です。階段を上って山門をくぐると、奥に三重塔と本堂が見えてきます。鎌倉建築を代表する純和風の三重塔は高さ22.26mで、均衡のとれた姿は優美で精密。本堂は中世の密教寺院の本堂を代表する五間堂のスタイルです。

針葉樹に囲まれた空気が凜と張り詰めた空間に、風格ただよう2つの国宝が並ぶ姿は独特の趣があります。京都や奈良とは異なる、周囲の雰囲気に溶け込んだ若狭ならではの落ち着いた佇まいが印象的な名刹です。

SPOT INFORMATION

施設名
明通寺
住所
〒917-0237
福井県小浜市門前5-21
電話番号
0770-57-1355
ウェブサイト
https://myotsuji.jimdofree.com
営業時間
9:00~17:00
拝観料
大人 500円
学生 460円
小学生 250円
※20名以上は団体割引あり
駐車場
あり(無料)
普通車 30台