SPOT 15

おおい町

暦会館

陰陽師として有名な安倍晴明の子孫が戦国時代に移り住んだのが、現在のおおい町名田庄(なたしょう)でした。そんな縁のある場所に作られたのが「暦」と「天文学」の資料館である暦会館(こよみかいかん)です。天文学や暦学、易学など陰陽師がつかさどったさまざまな分野に関する資料や模型などが展示されています。

超能力者のようなイメージのある陰陽師ですが、実際は天文学や暦学を身につけ、暦作りや吉凶の占いを行う朝廷の官職も存在しました。そんな学問としての「暦」を扱う、日本でも貴重な資料館です。

天文学や暦学を担当する官職でもあった陰陽師

現在では小説や漫画の影響で、呪術や式神で怨霊退治を行う存在というイメージがある陰陽師ですが、暦の作成を行う国家公務員のような陰陽師も存在しました。安倍晴明を祖とする土御門家(つちみかどけ)は、その多くが陰陽頭を務めていました。

6~7世紀に中国から伝わった暦法や陰陽五行説は、現在でも日本の生活習慣に根付いています。十干十二支の干支は誰もが知るものですし、立春や啓蟄といった暦も季節の変わり目を示すものとして耳にします。

陰陽道は陰陽五行説と密接な関係を持つ天文、暦、時刻、易など自然観察に関わる学問を扱っていました。まだ怨霊や祟りが信じられていた奈良時代から中世にかけては、災いを避けるための占術と呪術を扱う存在ともなりました。

安倍晴明の子孫が移り住んだ陰陽道の拠点

土御門家は室町時代に、応仁の乱の戦火を逃れて3代・約120年にわたって名田庄の地に移住。天文暦学の道場を開いていました。この縁から、おおい町名田庄に作られたのが暦会館です。

「安倍家」と「暦の歴史」がテーマの資料館で、校倉造り風の建物には昔の天文器具や古い時代の暦など、約1000点の展示物を収蔵。このうちの一部が常設展示されています。

歴史に関する知識がないととっつきにくい部分があるかもしれませんが、タイミングが合えば学芸員の方がわかりやすく解説をしてくれます。漏刻計(ろうこくけい・水時計)や渾天儀(こんてんぎ・天文器具)など、復元された模型も多数展示されています。

SPOT INFORMATION

施設名
暦会館
住所
〒917-0375
福井県大飯郡おおい町名田庄納田終111-7
電話番号
0770-67-2876
ウェブサイト
https://ooi-koyomi.info
営業時間
9:00-16:30
(最終入館16:00)
休館日
水曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始など
入館料
一般 200円
小中学生 100円
※団体(15名以上)は1割引
駐車場
あり(無料)
普通車 30台